
旧校舎
支援第9校目となる当小学校の建設の経緯は、従来の支援形態と少し異なります。支援候補校であった「祥雲県禾甸鎮上朋小学校」は、敷地面積が小さく校舎が老廃しています。現地の教育部門は、これに対して移転もしくは新築を要求しておりました。


しかし同小学校のあるペー族村は農業を主にする村であり収入源が単一であること、禾甸鎮の中でも貧困村とされていることなどから、学校を新築する経費が限られてい るため、建設経費の調達が難しいとされていました。
このことから、近辺にある別の小学校「祥雲県禾甸鎮中心小学校」との統合を検討し、県教育局から認められました。そこで協会は、中心小学校に別棟の校舎として建築する費用の一部を援助することに決定しました。
新校舎
600余名の児童たちは本校に新校舎を併設する形で入り、充分な学習環境と先生方の教育の下、一緒に学ぶことができるようになりました。各地に分散する小規模の分校を統合して一定の教育環境レベルを保つ試みは、また今後増えていく可能性があります。
開校までの流れ
▲追跡調査 第9校目小学校建設が決定いたしましたので、その概要をご報告いたします。まず、今回の小学校建設は一般財団法人天真会(代表:青木宏之さん)のご支援によって実現致しました。 |

▲開校式典ツアー 2006年4月12日。春うらら晴天の中、一般財団法人天真会(代表・青木宏之さん)のご支援をいただき、当協会支援の第9校目となる祥雲県禾甸鎮小学校の日中友好僑心楼落成式が開催されました。 |

フォローアップ事業
2006年の建設以降も、当協会では禾甸鎮小学校に対しフォローアップ事業を実施しています。開校以来、追跡調査として子どもたちへインタビューを行ったり、日本のNPO団体との交流の場を設けたりなど、様々な支援を行っています。
2019年 | フォローアップ |
2006年 | 追跡調査 |
2005年 | 協会支援第9校目小学校として開校 追跡調査(子どもたちへインタビュー) 交流~NPOしゃらくと交流~ |