基本データ

 開校式  2001年6月2日
 旧校名 吉能谷小学校
 所在地  迪慶チベット族自治州シャングリラ県建塘鎮吉能谷村       
 主要民族 チベット族(蔵族)
 雲南川出資額  40万円
 日本側支援額 150万円+5万円(校門修繕のための追加支援)
 建設内容  校舎、トイレ、運動場、校門、教室設備
 追加支援 校門修繕
 建設資金協力 中村有里子さん(会員・理事)     
 建設経済協力 会費・一般寄付金
 現地パートナー シャングリラ県外事部、県僑務弁公室、県教育局

旧校舎

 学校のない吉能村の子どもたちは、6キロ離れた小学校まで通学していました。中途退学は後を絶たず、さらに空港建設による滑走路確保の影響で、その小学校に通うことすら困難になってしまいました。
 村に学校を建設することが急務となるものの、資金難は深刻。仕方なく地域の倉庫を低学年生用小学校として使い、高学年は隣村の学校まで片道2時間かけて登校することになりました。

新校舎


 2001年6月2日、協会支援により開校した新校舎は、冬の厳しい自然環境にも十分耐えうる構造となっています。校舎のほかにトイレ、運動場も建設し、そのほか必要な教育設備も購入しました。新校舎完成後は、低学年も高学年も一緒に勉強できるようになり、子供たちばかりでなく父兄にも大変喜ばれました。
 そして開校後の翌年、子どもたちが新校舎で勉強をしているまさにその時間帯、旧校舎は音を立てて崩れ落ちました。支援の手は間一髪で間に合ったのです。

開校までの流れ

 ▲建設地現地調査
 2000年11月26日、雪深いシャングリラの吉能谷小学校を初鹿野惠蘭理事長、曹光顧問、板尾晄自さん(前理事)が視察しました。

 ▲建設状況報告
 2001年3月、厳しい冬を終えたシャングリラで、第2校目「吉能小学校」の校舎建築がいよいよ開始されました。
 ▲開校式ツアー
 校舎が完成して間もない6月2日、落成式が行われました。規模からすると小さな学校ですが、その学校で勉強する児童と家族にとってはとても大きな出来事なのだと熱い歓迎を受けて感じました。

フォローアップ事業


 2001年の建設以降も、当協会では吉能小学校に対しフォローアップ事業を実施しています。これまでに児童が使用するカセットデッキの購入や傷んだ校門の修復など、様々な活動を行っています。

 2008年 追跡調査
 2006年 追跡調査
 交流~会員と児童の交流~
 追加支援~校門修復~
 2005年 協会支援第14校目小学校として開校
 岡山県の玉島東中学校とフレンドシップ協定を提携              
 2004年 追跡調査
 2002年 追跡調査
 2001年 協会支援第2校目小学校として開校
 交流~東京都大松台小学校と交流~

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