
基本データ

旧校舎
翠花鎮中心小学校の教室棟は90年代初頭に建てられたもので、強度に不安があるコンクリートとレンガの混合建築です。地域は元々自然災害多発地帯であるうえ、2008年の四川大地震の影響で、政府より「危険建築物」の指定を受けるほどの損傷を被りました。子どもたちと教師が安全に学べる環境を確保するため、また、統合された地域の小学校の児童を全て収容するためにも、教室棟の改築は火急の課題となっていました。
新校舎
地域最大の中心小学校に相応しい、建築総面積1,541.92㎡の5階建て校舎「同心・教学総合楼」が完成しました。建築資金は日本雲南聯誼協会と雲南省留学人員聯誼会の寄付金、そして地元政府の負担によるものです。 新校舎の完成に寄り、24クラス(そのうち3クラスが就学前クラス)の児童1,341名(うち160名が就学前の小さな子ども)と教師60名が安全な環境で勉強することができるようになりました。
開校までの流れ
▲ 竣工式典と開校式ふれあいの旅 2012年、雲南の北端・昭通の地に待望の小学校が完成しました。雲南省政府は近年、学校資源の節約と教育水準維持のために小学校の合併を進めていますが、翠華鎮中心完全小学校は協会として初めて支援する合併校で、今まで以上に多くの子どもが裨益対象者となることから、より効果的・持続的な支援成果が期待されます… |