基本データ
旧校舎
当小学校はラフ族の児童が約6割を占め、その他ワ族、タイ族、漢族などがいます。山岳地域のため半寄宿制となっています。政府の施策により、清平村の教育水準は徐々に高くなりつつあり、児童数の増加が見込まれています。
しかし、清平小学校の校舎や寮は狭く、建築耐用年数も過ぎています。1988年の大地震による天井や壁の変形もあり、幾たびの修理をしてきましたが、根本的な問題解決にはなっていません。
このような危険な建物では安心して勉強することができず、教育の発展にも支障をきたします。そのため、新しい建物の建築は村人と学校全員の強い希望となっています。今回の学校側の計画では、校舎と宿舎、食堂、グランドを整備するとのことで、協会で検討した結果、校舎の建築費の一部を補助することになりました。
新校舎
改築された校舎は明るく清潔で、先生方も「今まではあまりに教室が暗くて、生徒の視力に影響が出るから、毎週必ず席替えをして明るい場所と暗い場所を交代しなければなりませんでした。でもこれからは大丈夫です」とおっしゃっていました。
校庭には日中友好のシンボルとして、桜が植樹されました。今後、子どもたちが日中友好の懸け橋となってくれたら、協会としても嬉しい限りです。
開校までの流れ
▲学校視察 2008年7月30日、雲南支部林と協会の良き協力者である昆明理工大学の陳建明先生が、雲南省西南部に位置する臨滄市双江県を訪問し、支援候補地である「清平小学校」を視察して… |
▲開校式典 雲南省臨滄市にある当協会支援第18校目清平小学校が開校、2009年4月20日に開校式が行われました… |