
旧校舎
丙中洛郷は怒江リス族自治州の最北端に位置し、東を迪慶チベット族自治州、北はチベット自治区と接し、雲南省で最も貧しい地域の一つに数えられています。
全郷には4つの村立小学校があり、そのうちのひとつが丙中洛郷秋那桶村小学校でした。1980年に建てられた木造の校舎は、1~4年生が通学していた寄宿制小学校です。板の壁と石片の屋根で作られた校舎は、この地方の雨量や寒さに適さないもので、政府から危険家屋に指定され、早急な改築が必要とされていました。
新校舎
今年2月~3月の大雨大雪の被害により、一時は電気が通らなくなった時もあり、現地の子どもたちのことや建設中の校舎がとても心配されました。この被害の影響で4月から開校が延期になったものの、8月、無事にぴかぴかの新校舎が建設されました。
現在は4年制ですが、6つ教室がある新しい校舎ができたので今後6年制に拡大していきたいそうです。校舎の他に、運動場、花壇や炊事場も建設されました。
開校までの流れ
▲建設状況報告 2004年11月17日、六庫を出発した初鹿野理事長一行は一路、第6校目の建設が進む「丙中洛郷秋那桶村小学校」へ。 |

▲建設費贈呈式 2004年11月16日午後、怒江リス族自治州六庫にて当協会支援の第6、7校目小学校建設費贈呈式が行われました。 |

▲開校式典ツアー 2005年8月9日、車の数に限りがあるため、参加者は先発組と後発組に別れて、第6校目日中秋那桶小学校へ出発しました。 |

フォローアップ事業
2005年の建設以降も、当協会では秋那桶小学校に対しフォローアップ事業を実施しています。
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