Home > 50の小学校プロジェクト > 候補地の視察・着工式 > 第13校目「共卓小学校」建設状況報告

 2006年10月11日、シャングリラは朝からどしゃぶりの雨。気温も下がり、息が白くなるほどの陽気の中、当協会支援校第13校目となる「日中友好共卓僑愛小学校」の着工式が開催され、初鹿野理事長および東京本部スタッフ七田・狩野、会員が参列しました。

 当小学校は雲南省迪慶チベット族自治州シャングリラ県小中甸鎮にあり、2006年8月の協会スタッフの調査を受け、日本財団アジア教育友好事業の助成金を受けての建設支援が決定しました。

 今回着工式が行われたのは、小学校の移転予定地である草原の真ん中。一行が到着すると、何もない草地には華やかなチベット族の衣裳をまとった子どもと村人たちが、笑顔で出迎えてくれました。

日本の小学校とのフレンドシップ協定調印式


 この日の着工式では、アジア教育友好協会の仲介により、福井県勝山市立成器西小学校とのフレンドシップ協定も結ばれ、その調印式も行われました。 子どもたちが作成した粘土の作品や、日中友好共卓僑愛小学校の子どもたちへ宛てた手紙、習字などがひとつひとつ手渡され、それらを紹介するたびに村人からは笑いや歓声がおこりました。

 今回の着工式では、チベット族が信仰するラマ教に基づいた儀式も行われました。工事がうまくいくことを祈る儀式で、穴に埋めた石碑に土をかける作業を参列者全員で行いました。

 気温は冷え込んだものの、温かい思いでいっぱいの着工式でした。
 式を終えて、車に乗りこむ参列者一行を、子どもたちや村人がいつまでも見送ってくれました。

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