老木壩小学校7年ぶりの再訪問
協会の初鹿野理事長と林理事ら一行は6月24日、昆明市の北北西に約80キロ離れた位置にある、雲南省武定県挿甸鎮の老木壩小学校を7年ぶりに再訪問しました。協会は、これまでに雲南省内で、25の小学校の支援を行い、老木壩小学校は第19校目に支援した学校です。今回の訪問の目的は、学校建設と教育プログラムの実施状況を確認し、農村活性化戦略における小学校の役割と、今後の発展計画について詳しく知ることでした。
今回の訪問には、楚雄州委統戦部副部長、州僑弁主任 楊暁瓊様、武定県委統戦部副部長 楊永林様、武定県教育工委副書記、教育体育局党組成員 袁钰帧様、昆明同豊商務中心董事長(理事長) 蘇雲星様、昆明市女企業家協会 執行会長、昆明七彩雲花公司 総経理 陳鳳仙様が同行して下さいました。心より感謝申し上げます。
当日、麓の武定の街を出発すると、街の変貌が大きく変わり、地域が発展している様子がそこかしこに見てとれました。街中から小学校までは、小一時間の道程、小雨の降る中、曲がりくねった道を上ると、あの懐かしい老木壩小学校が見えてきました。その姿は変わらず、子供たちの授業中の教科書を読み上げる声が山間に響き渡っていました。小学校の裏山には小学校に通う大半の子供たちが暮らす、部落がありましたが、学校の周りはすっかり木々が育ち、見て取れません。さて、校門をくぐると校長や学校の職員の方々に暖かく迎えていただき、そして、はにかんだ表情の成長した普小剛君もいました。はじめは皆、気付きませんでしたが直ぐに、面影のある人懐っこい笑顔に、時間は一気に7年前に戻りました。
子ども達へ文房具や学用品を寄贈
一行は老木壩小学校に到着すると、雲南雲紅薬業有限公司様ご協賛の文房具や学用品、サッカーやバスケットボール、栄養ドリンクを子どもたちへ寄贈したほか、学校のインフラを視察し、学校の先生や生徒たちと深く交流しました。
老木壩小学校の経営者と座談会を開催
老木壩小学校の教育の質、生徒の学習状況、将来の教育計画などについて詳しく伺いました。また、学校経営を担う方々とのシンポジウムでは、初鹿野理事長はインフラや教育の質といった点で、ここ数年の老木壩小学校の目覚ましい進歩に感謝の意を示すとともに、今後の発展の方向性について、建設的なコメントや提案を行いました。そして、教育の重要性について言及し、生徒のあらゆる面における成長を重視し、視野を広げ、外の知識を探求することを奨励する必要性を強調しました。
「50の小学校」プロジェクト支援第19校目・老木壩小学校 紹介
老木壩小学校は1995年と2000年に起きた2つの地震により、校舎が危険建築物に指定され、教師と生徒たちは危険ととなり合わせで勉強していました。校舎を再建するにあたり、2008年に協会の東京本部、雲南支部スタッフ、東京たまがわロータリークラブの皆さんが、再建中の「老木壩小学校」の視察を行い、支援を行うことが決まりました。
(詳しくは協会公式HP:https://jyfa.org/projects/no19_50school/ )
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