Home > アジア未来への人材プロジェクト > 「雲南の誇り・頓楠先輩が語る日本の魅力」@雲南大学滇池学院 を開催しました!

先週金曜日、雲南大学滇池学院にて、協会ボランティアの頓楠さんを講師としてお招きし、当協会主催で日本語学科の学生へ向けた講演会「雲南の誇り・頓楠先輩が語る日本の魅力」を開催いたしました。
昆明出身の頓楠さんは、高校までを昆明で過ごし、名門・北京大学を卒業後、日本へ留学。京都大学研究生、東京大学博士課程を経て、現在は東京大学の研究員として勤務されています。
今年で日本滞在は9年目、協会のボランティア歴はなんと7年の大ベテランです。
今年から夢基金のサポーターとしてもご協力いただき、協会にとって欠かせない存在です。

当協会と雲南大学滇池学院は協力関係にあり、現地での協会活動を支えてもらう一方、協会では学生のインターンシップ 受け入れや日本文化理解研修 なども実施しています。来年には協会主催で日本短期留学も予定しています。日本語学科の学生は昨年より「雲南大学生協力会」を立ち上げ、当協会の翻訳・通訳などのお手伝いをしてくれています。そんな学生たちに、今回頓楠さんから見た日本の実際を知ってもらい、学生たちに一層の刺激と学びへの意欲を高めてもらおうと、去年の東日本大震災の様子や現在の日中関係、自身の経験から留学とはどのようなものなのか、そして協会の活動についてもご紹介いただきました。
一週間前の告示にもかかわらず、留学経験者の話を生で聞けるということで、当日は54名の日本語学科の学生が集まりました。

「外に出ないと気づかないことはたくさんある。一度外に出ると、故郷への見方が変わる。
日本に行って考え方の違う人と出会い、“違う”ということが“要らない”、ということではないことにも気づいた。一人一人感じ方は違うから、自分の目で見て、感じて、体験することが大事。」

「留学、仕事といろいろな選択肢があるが、自分がどこに位置したいか考えるべき。私が留学した10年前と比べ、留学のプロセスも簡単になり、いくらでもチャンスはあると思う。要は自分次第なんです。」

力強く、そしてユーモアたっぷりに語る頓楠先輩の話に、学生たちは真剣に聞き入っていました。
講演の最後には、留学に興味のある学生、将来の就職に不安を持っている学生などからの質問が絶えませんでした。学生からは、「留学はそんなに難しいことではないのだとわかった」、「今まで文化や日本についての勉強をしてきたけれど、今日の講演を聞いて更に日本に行きたくなった」などと感想をいただきました。

日中関係にも不安が漂う今日このごろ。
日本の魅力、そして学生たちに希望を与える講演会となりました。日中友好の懸け橋として、協会の現地活動はこれからもどんどん広げてまいります。

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