協会「25の小さな夢基金」で応援する昆明女子高校春蕾クラスの女の子たちが、先日、生まれて初めて大都会上海に降り立ちました
上海日本人学校は2011年4月に高等部ができたばかりで、現在は101名の日本人生徒が在籍しています。
皆さんもご存知の通り、上海は中国有数の大都市で、経済、文化、その他の面でも雲南省とは比べ物にならないほど発展しています。一方の昆明女子高校春雷クラスは、雲南省山岳地帯出身の、学費を賄えない貧困家庭の女子を受け入れるクラス。現在150名余りの生徒が親元を離れ、省都・昆明市で勉強しています。
国籍はもとより、家庭の事情や生活環境まで何もかも違う同世代の若者たちが、異文化への理解と、互いを尊重する心を育み、やがては将来の日中関係を担うような絆を結んで欲しいー今回の交流会はそんな思いから始まり、たくさんの方のご協力を得て実現しました!
当日の様子を同行した雲南支部職員のレポートでご紹介します
7/8、私は春蕾クラス生10人と2人の先生と一緒に、上海日本人学校との交流会を行うために上海へ向かいました。
ところが、最近飛行機が遅れることが本当に多く、今回も夜9時発の便が時間通りに飛ばず、空港の近くで航空会社が用意してくれたホテルで便が飛ぶまで休むことになりました。いつのまにか寝てしまって、起こされたのは朝の4時。飛行機は6時半にようやく飛び立ち、みんな疲れた顔で上海に到着しました。本来は上海で一泊するはずが、予約しているホテルへ行く時間もなくそのまま上海日本人学校へ向かい、予定の交流会開始時間になんとか間に合いました。
上海日本人学校の先生は夢基金一行を大歓迎してくれ、少しでも疲れと癒すために色々気遣ってくださいました!
まず、皆ばらばらになり、上海日本人学校の高校1.2年のクラスに分かれて交流しながらお昼ごはん
その後、日本人学校の全生徒と先生、それに校長先生も加わって、楽しく賑やかな交流会がスタートしました。
日本人学校の校長先生は英語で歓迎のスピーチをし、生徒の皆さんは日本語と中国語で、上海の生活などについて発表してくれました。皆さんの中国語のうまさに驚き、上海で暮らす体験に感動。
最後にお互いの学校がプレゼントを交換し、今回の交流会の発起人で協会会員の三木秀隆さんの挨拶をもって、最初のセレモニーが終了しました。
後半は、生徒だけの交流会。お互いが用意したショーを披露したり、日本伝統の遊びを一緒に楽しんだり、夢基金生もいつの間にか疲れを忘れ、夢中になっていました 生徒たちの交流に感動した先生たちの大らかさによって、交流会は予定時間を30分オーバーしたところで、ようやくお仕舞いとなりました。最後は、生徒と先生が盛大に見送ってくださるなか、私たちは上海日本人学校を後にしました。
お互いの言葉が通じるか通じないかに関係なく、遊びを通して両学校の生徒の心が溶け合うことにとても感動しました!
この先もずっと連絡を取れるように、何人かの生徒は連絡先を交換したようです。日本と中国の若者がこれから熱い友情を育て、ふたつの国を末永く友好の絆で繋いてくれればいいなと思います。
第1回日雲高校生国際交流プログラム 日程:2013年7月9日 主催:認定NPO法人 日本雲南聯誼協会 協賛:メディネットインターナショナル株式会社/上海日本人学校/昆明女子高校 参加者:昆明女子高校生徒10名、上海日本人学校高等部全校生徒 同行者:昆明女子高校教師2名、認定NPO法人日本雲南聯誼協会職員2名 |