2009年3月12日、日本財団が支援をしてくだっている、当協会支援第14校目「日中友好阿央谷僑愛小学校」を視察しました。参加者は雲南支部林と日本財団一行5名です。
3月は季節の変わり目で、天候が変わりやすいので、フライト時刻が変更となりました。シャングリラに着いたのはお昼の12時半頃。簡単に昼食を済ませ、迎えに来た廸慶州人民政府僑務弁公室・李雪英主任と共に、小学校がある小中甸鎮へ向いました。
小雪が舞って冷たい風が吹く中、1時間ほど掛かって小学校へ到着しました。李主任の他、小中甸鎮長、副鎮長、中心学校校長が同行しました。学校には日本からお客さんが来たと聞いた村の住民たちも集まっていました。校門ではチベットの民族衣裳を着た生徒や先生たちが出迎え、私たちをカター(白いスカーフ)とお酒で祝福してくれました。
校舎に入ると、早速子どもたちにいろいろと質問しました。この学校は現在1~3年生、16人の生徒がおり、先生は校長を含めて2人。子どもたちは全員村の子どもで寄宿生はいません。
日本財団の皆さんは日本から持ってきた文房具のお土産を、子どもたち一人ひとりに手渡し、外で見守る親たちは、喜びに笑顔が絶えませんでした。プレゼントを配り終えてから、校長は参観授業を行いました。前もって準備なさっていたようで、とても人を惹きつける授業でした。授業後に集合写真を撮り、学校を後にしました。
続いて訪問したのは、息子(小3)と娘(小1)がいる、村では少し貧しい家庭です。現在は新しい住宅を建設中なので、家族はみな仮設の小屋で生活していました。建設は親戚が人手を出し合い、協力して作業をしているそうです。
新しい家が早くできるといいですね。
今回の調査に同行してくださった日本財団のみなさまに感謝申しあげます。
【視察参加者】雲南支部・林娜、日本財団一行
【現地協力者】李雪英主任、小中甸鎮長、副鎮長、中心学校校長