2014年6月28日から7月5日の日程で「25の小さな夢基金」第6期生卒業式とフォーラム「未来を創る」ふれあいの旅を開催しました。日本からサポーターの皆様がフォーラム「未来を創る」と卒業式に参加し、「25の小さな夢基金」の少数民族女子学生たちと交流しました。
旅の後半には、今年卒業生のドアン族の趙玉団さんとリス族の棟正香さんの故郷・徳宏タイ族ジンポー族自治州を訪問しました。
今回の旅に参加された会員・近藤釼一様の手記をご紹介します。
「有縁千里来相会」の旅
今年も「ふれあいの旅」に参加出来ました。たくさんの新しい出会いあり、一年ぶりの再会ありで、自然と顔がほころびました。
今年のフォーラム”未来を創る”は、雲南師範大学呈貢キャンパス内の会場で実施され、春蕾在校生・卒業生や日本語を学ぶ大学生達の熱のこもったスピーチ、「25の小さな夢基金」雲南春蕾連盟会設立式、雲日国際大学生協力会からの年間活動報告など、たくさんの充実した発表及び交流が行われました。
協会の雲南での活動の柱が、「ハード(校舎)」から「ソフト(交流支援)」へと転換しつつあることを実感するとともに、二国間の政治状況にさほど左右されず、深く民間交流ができることに感動すら覚えました。
直接交流することの大切さを若い方々が実感してくれていることこそ、この「フォーラム」及び「夢基金」の成果であり、無形の財産であると考えます。
7月1日には「25の小さな夢基金」で支援する高校生たちが通う昆明女子中学校の卒業式が行われました。生徒さん達の「自主」を尊重した感動的なものとなりました。
春蕾卒業生の家庭訪問は、「ふれあいの旅」のもう一つのハイライトです。今年は、南国ムード満点の「徳宏州」でした。二人の生徒さんの実家は、共にミャンマー国境近くで、交通不便の地。辿り着くまでに長い時間と困難な状況がありましたが、その分訪問先での歓迎とひとときの交流は、現場に居合わせた者のみが味わえる至福の時間でした。
表題の言葉のように「縁があれば千里の遠さがあっても来て会う」ことは、一度しかない人生の醍醐味をも味わわせてくれました。
周到な準備をしていただいた雲南スタッフ、東京事務局の方々、現地の行く先々で我々一行の安全と旅の楽しみを支えて歓待してくださった政府関係者の方々には心から感謝申し上げます。
(近藤釼一=会員)
【ふれあいの旅参加者(敬称略・順不同)】 平本美智明、佐々木英介、滝澤崇、久継智弘 、平田栄一、大﨑功雄、佐伯義博、近藤釼一、佐藤正典、下垣昭宏、丁美蘭、雲南師範大学張彦萍、楊楊、雲南民族大学 後藤裕人 、雲南大学滇池学院 高明(通訳)、雲南財経大学 肖涵予 、昆明理工大学 柳陳堅、夢基金現役生28名、夢基金卒業生21名、大学生ボランティア27名、山下春佳、筑切佑果、田中貴、丁美蘭さんのご友人3名、初鹿野惠蘭、中洲慶子、林娜、白瑪次木、吉成絢香 【現地協力(順不同)】昆明市女子中高等学校、雲南省婦人聯合会、雲日国際大学生協力会、徳宏州帰国華僑聯合会主席・徳宏州人民政府僑務弁公室主任・趙冬梅、盈江帰国華僑聯合会主席・盈江人民政府僑務弁公室主任・雷金升、政協徳宏州第十一屆委員会 常委・徳宏州海外聯誼会副秘書長・徳宏州帰国華僑聯合会副主席・徳宏州人民政府僑務弁公室副主任・尹朝紅、徳宏州人民政府僑務弁公室・孔勒当、徳宏州人民政府僑務弁公室・何朝虎、メディネットインターナショナル株式会社 |