2014年5月17日、「25の小さな夢基金」で昆明女子校において第5回となる『夢は叶う』講演会が開催されました。
少数民族の女の子たちの夢を後押しするために始めたこのプロジェクト。彼女たちがより広い視野で大きな夢を抱いて社会にはばたいていけるよう、毎年日本の各界でご活躍する方々にご協力いただき、講演会を開催しています。
今年の講師は、メディネットインターナショナル株式会社取締役社長の三木秀隆さんです。当協会発足当時から長年ご支援してくださっており、この「夢は叶う講演会」も、三木さんのご提案により実現、継続することができているものです。
1988年、三木さんは、中国在住の日本人のために上海森茂診療所を設立しました。設立から16年がたち、現在では中国人にも利用され、日本の病院との窓口的役割を果たしています。
そんな三木さんには、前4回の講演会を振り返っていただき、また上海で森茂診療所を建てたご経験、夢を実現するための秘訣についてお話いただきました。
まずは、これまでの4回の講演者とそのメッセージについて、女子学生たちと一緒に振り返りました。
第一回講師・丘ヤス氏の「21世紀は女性が大手を振って活躍できる時代。人生の到着点はやる気、努力、情熱、そして物の考え方が組み合わされて決まる」、第二回講師・新井純一氏の「人生は何事も思うようにはいかないが、時には願うことよりもっと素晴らしいことが起こる。これが人生の優しさなのである」、第三回講師・池田弘一氏の「夢に日付を打って、夢を叶える。自分の可能性には限りが無い、自分の可能性を自分で裏切るな」、そして前回の講師・加藤丈夫氏の「夢を叶えるには、まず周囲の人の意見を聞いて大きな夢をもつこと、そしてこれと決めたら投げ出さず、元気に突き進むこと」。どれも人生経験豊富な日本人の先輩が昆明の女子学生のためにおくった言葉です。
そして三木さんの「夢を叶える3つの秘訣」は・・・?
①友達を多く作ること、そのためには相手の話を聞くこと
②「社会にとってしなければいけないこと、してはいけないこと」と「あなた自身がしたいこと、したくないこと」を考えて行動すること
③物の本質を考えること
三木さんのお話した内容は、どれも生徒にわかりやすく心に響いたようです。聴講した生徒からは、「人生観について啓発された」「友達関係も改めようと思った」などの感想をいただきました。
講演を終えた三木さんからも、「前4回の講演者も話していたが、雲南省の生徒に聞いてもらったこの講演会が、どんな講演会よりも一番価値がある。聞いている生徒の目がキラキラしていて、この子たちの中からノーベル賞が出るのも夢ではないと思う」という言葉をいただきました。
私たちが支援した生徒が成長していく姿を想像するだけで、わくわくしますね。
改めて、素敵な講演をしてくださった三木さん、そして関係者の皆様、ありがとうございました!
(中洲慶子=昆明事務所 )
当日従事者(順不同・敬称略) 【講演者】三木秀隆(メディネットインターナショナル株式会社取締役社長) 【聴講者】夢基金生207名(1年生)、雲南大学滇池学院生1名 【通訳】高明(雲南大学滇池学院日本語科講師) 【事務局】林娜、中洲慶子 【協力】メディネットインターナショナル株式会社、昆明女子中学校 |