協会が「25の小さな夢基金」の支援プロジェクトを始めて、はや9年目となりました。今年もフレッシュな春蕾生が昆明女子高校へ入学し、昆明での新生活をスタートさせました。
先週、雲南支部では新入生をサポーターの皆様にご紹介するべく、写真撮影に出かけました。今年支援対象となっている春蕾生は総数100人です。
撮影は新3年生となった、先輩の徐寛傘さんと李満華さんに協力してもらいました。
校庭でカメラの準備をしていると、色とりどりの民族衣装を身に着けた新入生が続々と集まって来ました。雲南支部の職員が「ニーハオ」と挨拶したら、返事がなく恥ずかしそうに笑い合っていました。それを見た先輩は、「挨拶されたら、返事を返すのが礼儀ですよ。この二人は日本雲南聯誼協会の方で、これから皆のことをいろいろ見守ってくれるんです。先生かお姉さんと呼んでいいから、今後会った時は必ず挨拶するんだよ。」と新入生に教えていました。その様子は先輩というより、お姉ちゃんといった感じ。この子たちのようにこんなにしっかりしたお姉ちゃんが、この学校にいることが嬉しくなりました。1年後、新入生たちにもこの二人のようになっていて欲しいですね。
先輩の指導のもと、新入生を2列に並ばせ一人一人撮影を始めていきました。最初は緊張気味だった生徒たちも、続けていくとすっかり打ち解けたのか、「可愛く写ってる?」、「こんなポーズをしてもいい?」などと声をかけてくれるようになりました。何より、笑顔の皆がとても可愛かったです。
日本語授業も始める予定であると伝えると、すごく喜んでいましたよ。
新入生のプロフィールを1日も早く皆様にお届けしたいです。
当基金が支援する学校は、省都昆明市にある「昆明女子中学校」春蕾クラスで学ぶ女子生徒です。昆明女子中学校は、1908年開校した100年以上の歴史を誇る歴史ある中高一貫校。1997年、同校は優秀な成績でありながら、貧しさと「女性は家事をするもの」という習慣から高校進学が危ぶまれていた少数民族女子を対象に、奨学金制度のある「春蕾高校生クラス(全寮制)」を開設しました。 現在、約250名の女子高校生が同クラスに通い、一生懸命勉強をしています。
「25の小さな夢基金」では、現在新入生のサポーターを募集中です。彼女たちの就学金支援だけでなく、3年間1対1のサポートで、生徒とのお手紙での交流や卒業式参列などの機会もございます。皆様の温かいご支援をお待ちしております!
【雲南支部】