Home > 25の小さな夢基金 > 上海日本人学校が昆明女子中学校を表敬訪問

 日本ではお盆が過ぎ、暑さの残る8月16日。上海日本人学校の安保尚子校長先生率いる7名が、昆明女子中学校へ表敬訪問にやってきました。
会員の三木秀隆さんのご提案で、上海日本人学校と昆明女子中学校が将来的に提携するきっかけとなればとの思いで、まずは雲南省を知り、そしてお互いの学校の状況を知り交流を模索するための雲南省初訪問です。

 最初に昆明女子中学校の尹潔松書記が学校を紹介。
 昆明市女子中学校は1908年に創立した歴史ある学校で、鄧小平夫人やオリンピック卓球の中国初の金メダリストなど数々の有名人を輩出している名門校です。最近の7年間では、進学率100%を維持し、特に今年は大部分の学生が大学に現役合格しました。まさに、「知識で人生を変える」チャンスを勝ち取った生徒たちです。
次に、安保校長から上海日本人学校の紹介をしていただきました。
上海日本人学校は、従来の小学校、中学校に加え、去年4月から高等部を設立しました。日本人の多く住む上海では、高校へ進学する際のルートが無く、地元上海の高校へ進学するか、子供が単身で日本へ帰らざるを得ませんでした。現在、3,500人の小中学生、そして101名の高校生が勉強しています。

 上海から参加した金英愛さんは、「私は朝鮮族で、大学に入学し突然普通語(※標準中国語)で会話をすることにとまどった。春蕾クラスの子供たちは、普通語をどのように学んでいるのか。」と質問がありました。尹書記は、「授業はすべて普通語。スピーチコンテストや朗読会などの機会を作り、普通語に慣れていく工夫をしている。卒業までには全員問題なく普通語を話せるようになる。」と回答されました。
会の中では、今年9月からの日本語授業開設にも触れ、教師の交換派遣や上海での短期交流など、積極的な提案がありました。会談後、春蕾クラス3年生の教室へお邪魔し、訪問した7名がそれぞれご挨拶をされました。安保校長をはじめ、英語教師の佐藤先生、関谷先生は英語でご挨拶をされ、その後生徒とも英語で交流が始まりました。始めは照れていた生徒たちも、尹書記から氏名されるとすぐに立ち上がり英語で自己紹介を始めました。 今後、上海と昆明で高校生間の日中交流の輪が広がりそうです。

【上海日本人学校訪問団(敬称略・順不同)】
安保尚子(校長)、佐藤栄一(高等部教諭)、佐藤世梨(佐藤先生ご令嬢)、金英愛(高等部教諭夫人)、 関谷弘毅(高等部教諭)、豊田岩男(元東京都立成瀬高等学校校長)
【昆明女子高校】史雲波校長、尹潔松書記、趙主任
【聯誼協会】中洲慶子、林娜、野村勇作、高明
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