「25の小さな夢基金」第2回支援金贈呈式実施
毎年6月、日本雲南聯誼協会は「25の小さな夢基金」で支援する昆明女子中学校春蕾クラスの生徒たちに「夢は叶う」講演会を開催しています。これは、雲南省山岳地帯に住む少数民族の彼女たちに夢や希望をもって彼女たちの未来が幸せになることを期待し、励ますために日本の社会をリードする一線の方々に講演をお願いしてまいりました。
今年で第6回目を迎えるこの講演会は、6月6日(土)午後に昆明女子中学校高等部館の8階講堂で、高校を入学したばかりの1年生100名を対象に行なわれました。今回の講師は上海で成功をおさめた日本人女性の1人である岩村圭子先生をお呼びし、女性だからこそ作りあげることができるキャリアについて講演してくださいました。その際に雲南大学滇池学院日本語学部の三年生劉依萌さんが通訳を担当しました。また協会に関心を持って下さるメディアや支援者の方々、さらに初鹿野惠蘭理事長がお連れした日本の会員様も合わせてご参加いただき、春蕾の生徒達を激励しました。
容姿端麗、気品あふれる岩村圭子先生は、一般的な日本家庭に生まれましたが、非凡な半生を経験されてきました。大学を卒業後JAL(日本航空)のCAとして10年以上にわたり活躍し結婚を機に退職、そして夫の上海勤務に合わせて中国へ。その後2008年に上海雅鹭ビジネスコンサルティング有限会社を設立してから現在に至ります。講演会の中で、講演では自分のこれまでの経験を伝え、いつまでも人生は発展途上であり、経験は自分の夢を作る糧だと語りました。1人でも勇敢に夢を追うこと、そして自分で考え、実現し、時に戸惑うこと。岩村先生は一人ひとりの限りない夢を応援していきたいと想いを生徒に語りかけ、講演会はかつてないほど盛り上がり、涙を流す生徒もいました。
春蕾生たちは岩村先生の生き方や夢について勉強になったなど沢山の様々な感想が聞かれました。この講演会を通して彼女たちが学んだことは、夢を追いかけるには勇気と、一生懸命さが必要であり運命は自分の手でつかみ、努力さえすれば幸せと成功に恵まれることを感じさせられました。人は、果てしなく広い人生に身を投じます。春蕾生の多くがそのことを理解しており、今まで以上によく本を読み、努力をして心の中にある夢を実現するために頑張るでしょう。
岩村先生の快活さと謙虚さに感謝すると共にこの講演を実現させた関係者の皆様に心より感謝します。
(6月5日には雲南師範大学でも、大学生に向けて同様の講演会をおこないました。こちらについても関係者の皆様に御礼を申し上げます)