Home > 25の小さな夢基金 > 第20回チャリティー忘年会「日本と雲南少数民族の夕べ」開催報告

4年ぶり開催、100名が参加!

 認定NPO法人日本雲南聯誼協会は12月13日(水)、ホテルグランドヒル市ヶ谷にて第20回チャリティー忘年会「日本と雲南少数民族の夕べ」を開催致しました。コロナ禍を経て4年間ぶりの開催となり、日中各界からご来賓の皆様、会員の皆様、会員でない方、雲南にご興味のある方等、約100名の方にご参加頂きました。美味しいお料理と共に、お楽しみ抽選会やステージパフォーマンス等、大人から子どもまで楽しいひと時を過ごして頂きました。

ご来賓の皆様

中華人民共和国駐日本国大使館公使参事官兼総領事 陳巍様、一等書記官兼領事 王宝鋒様、公益財団法人日中友好会館中国代表理事・一般社団法人日本雲南総商会名誉会長 黄信原様、一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構(JACCCO)理事・日本雲南聯誼協会顧問 小松道彦様、株式会社スマイル 元執行役員 坂本英樹様、株式会社ナンセイスチル社長・日本雲南聯誼協会顧問 劉国利様、キリングループロジスティクス株式会社代表取締役社長 安藤弘之様、元笹川平和財団理事長・一般社団法人日本雲南総商会理事長 関晃典様

 イベント開会の挨拶を、協会の遠藤功副理事長が行いました。遠藤功副理事長は「協会が発展していく過程で、日本の会員や企業家、そして雲南の地元の人々から支援や協力を得てきました。この記念すべき忘年会は、ただ集まるだけでなく、長年にわたって協会に貢献してくださった方々に感謝するものです。本日はご来場いただきありがとうございました。今後とも、当協会が精進し、このイベントが大成功することを祈念しております。」と述べ、開会をお祝いしました。

 協会は次世代を担う日中の若者達が幸せで、暮らしやすい社会の構築を念頭に、雲南省少数民族の子ども達に対する教育支援をはじめ、日中の草の根交流の事業に取り組んで参りました。近年の活動報告(2019―2023年)を林則幸理事が作成した映像よりご紹介しました。

 初鹿野理事長は「疫病が蔓延する逆境の中、東京本部、昆明支部、大宮支部、名古屋支部のスタッフ一同、会員の皆様・ボランティアの皆様と前を向いて、様々な活動を展開してきました。25の小さな夢基金の支援を受けた昆明女子中学の春雷生は、恵まれた環境の中で学業を終え、一人また一人と社会に出て、故郷や日中友好の最前線で活躍しています。」と述べ、ご来場された皆様に感謝の意を表し、雲南省少数民族教育支援活動に多大なるご尽力をされた、各団体や個人に感謝状を贈呈致しました。

 会場は暖かな空気に包まれ、感動の声が上がっておりました。その後、公益財団法人日中友好協会中国代表理事の黄興源様が挨拶し、協会の努力と貢献を高く評価して下さいました。

 

 また、会場には猪飼美瑠さんにご来場頂きました。猪飼のお父様の猪飼秀隆さんは、協会元顧問の樋口忠治先生のご紹介で協会を知り、教育者であったご両親の遺志を継ぎ、ご遺産の一部を2020年より毎年、協会へご寄附いただいております。樋口先生のご提案により「久留米・雲南教育基金」を創設し、雲南の子どもたちのための教育支援活動に使わせていただいていることを皆様にご紹介し、改めて心より感謝を申し上げ致しました。

猪飼美瑠さん(右)、初鹿野理事長(左)

お食事・ご歓談・アトラクション

 元在重慶日本国総領事の小松道彦顧問が乾杯の音頭をとり、参加者の皆様にお食事・ご歓談、アトラクションをお楽しみ頂きました。そして、元笹川平和財団理事長・一般社団法人日本雲南総商会理事長の関晃典様に中締めのご挨拶を頂きました。

アトラクション①:参加者の皆様にお持ちより頂いた景品をもとにした「お楽しみ抽選会」を開催致しましました。参加者の皆様にお渡ししたネームカードの裏側に数字をそれぞれ1つ記載しており、会場にてランダムに当選番号出して、当選した方から景品を選んで頂きました。景品の中には、会員様手作りの雲南省ナシ族のトンパ文字の描かれた陶器や、雲南省の工芸品・物産品、日本のお酒やお菓子など、大変盛りだくさんでした。誰が持ち込んだものなのか、中身は何かわからないものも多数ありましたので、選ぶ時にワクワクしたとご感想を頂きました。抽選会に当選できなかった皆様にも、帰り際に景品をお持ち帰り頂きました。

アトラクション②:一般社団法人アジア芸術文化促進会代表・国内トップレベルの技を持つ変面師である、王文強先生による変面パフォーマンスをしていただきました。変面は中国西南部に位置する四川省発祥の伝統芸能で、300 年以上の歴史を有しています。中国伝統芸能の「絶技」として高い人気を誇り、一瞬でお面が変わる早業は、まさに「瞬間芸術」で、 その技の仕組みは秘伝とされています。パフォーマンスの前に、王先生の奥様より「お面が変わる瞬間だけでなく、次々と変わるお面に合わせた動きや役柄の違いについてもぜひ注目してご覧ください。」とご紹介がありました。お面が変わる度に、大きな拍手と声援が沸き起こっていました。

アトラクション③中国武術選手最高級「武英級」・指導者としてご活躍されている姜馳先生に、太極拳のパフォーマンスをしていただきました。太極拳とは、古来より中国に伝承された武術です。小さな力で大きな力に克つために、相手の力の大きさと方向を察知し、柔軟な動きで相手の力を外します。現在は健康法としても親しまれており、実際に参加者の皆様に太極拳を体験して頂きました。会場が一体となったひと時でした。


アトラクション④:日本アジア吹奏楽協会会長・瀋陽音楽学院特聘教授・日本平成音楽大学特聘教授の王陽先生に、トランペット演奏をして頂きました。曲は「北の国から」で、トランペットの優雅な音色に参加者の皆様も聞き入っていました。後半は、王先生伴奏に合わせて、参加者の皆様が立ち上がって一緒に歌いました。パフォーマンスが終わると、盛大なる拍手で、感動を共有しました。

ご支援をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます

【チャリティー忘年会 ご協賛・ご寄付】
青島ビール、明澤健康研究所株式会社、株式会社ワイ・ケー・オー・ジャパン、中国雲南酒膳坊「過橋米線」、参加者の皆様 (順不同、敬称略)

【チャリティ忘年会 ボランティア】
熊寛、季瑞穎、唐沢知一、銭美琪、楊文敏、宋愛平、龐茜、寧萌、佐久間明秋、里中雪子、李薇、蒋訳沢、耿浩遠、滝澤崇、林媛、高豪 計17名

 今回の忘年会を開催するにあたり、名のボランティアの皆様にご協力頂きました。事前準備をはじめ、会場では民族衣装を着用し、参加者の皆様と雲南少数民族の文化や雲南独特の民族風習について紹介したり、記念撮影をしたりと、会場を盛り上げて下さいました。ご参加くださった皆様、ご賛同下さった皆様に、心より御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

日中商報記事(中国語):https://mp.weixin.qq.com/s/fsiLewk4N2d5CAnIWlwk7w 

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