Home > アジア未来への人材プロジェクト > 協会東京本部インターンシップのご感想:王佳静さん

2か月間のインターン

 9月初めから10月末まで東京本部のインターンに参加した王佳静さんは、青山学院大学大学院修士課程で「中国の貧困地域に対する非営利団体(NPO)の教育支援に関する研究」をテーマに研究しています。彼女の研究テーマと協会の活動がマッチしたため、公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)のインターン助成金プログラムを通じ東京本部インターンに参加しました。ACTのインターンプログラムは、アジアの開発途上国から日本に留学している学生が日本のNPO・NGOでインターンシップに参加し、社会貢献活動に携わることを支援するプログラムです。アジアの学生に日本の社会や文化を理解する機会を提供し、国際的な視野を広げる活動を支援しています。
 9月と10月は協会のイベントが続き、王佳静さんにも準備から運営、片付けまで手伝ってもらい、国際協力NPOの実務を体験してもらいました。志が高い学生が協会で経験を積み、世界で活躍する人材へ育つことを願い、今後も若者のインターンを受け入れていきます。

インターン参加について王佳静さんのご感想をご紹介

王佳静さんよりご感想

 10月30日、私の認定NPO法人日本雲南聯誼協会での実習生活は一段落しました。わずか2週間なんですが、学校ではできない経験をさせていただきまして、感謝しきれません。この感想文では、主に3つの内容について述べたいと思っています。具体的には、私が協会で担っていた役割、協会の皆さんの指導の下で私が学んだこと、そして一連の活働に参加してボランティアの方々と交流した時に得た示唆です。
 一つ目に、今回のインターンでは、協会、ボランティアの方々と一緒にさまざまな活動に参加していました。その中で、雲南省の少数民族の手工芸品の販売や、少数民族の文化を興味がある方々に伝えたり、協会のやっている支援活動を紹介したりする役割を担当していました。その中で、活動を順調に行うには、みんなでコミュニケーションすることがいかに必要なのかを実感しました。また、インターンシップでは「人」の重要性、そして活動する「人」と地域とをつなげ、成長を支えるNPOの仕組みをより充実したものとする「コーディネーター」の重要性を意識するようになりました。ある意味で、活動内容だけでなく、社会人として必要なことなども学ぶことができ、とても貴重な体験だったと思っています。 
 二つ目は、協会の初鹿野恵蘭理事長、林則幸理事、黒沼明恵さんの指導の下で、NPOにおける組織運営の仕方や、具体的な活動内容、どのような思いで活動を行なっているのか、寄付していただいた企業とどうやって繋がっているのか等、今回のインターンを通して学ぶことができました。また、社会資源とどのふうに連携して子どもを教育支援することが実現できることなどについて、「人々との絆」という認識も勉強になりました。
 インターン生として、協会の皆様のご指導のおかげで、日本のNPO組織に関することだけでなく、日本の職場での経験も教えていただきました。実習が始まった初日、理事長が私に「日本人の職場での真面目さ、仕事に対する態度は、協会から勉強になる」と強調したのをまだ覚えています。15日の実習を経て、私は本当に深く体得し、今後の仕事でも学習でもじっくり考えて、頑張ろうと思っています。また、理事長からはもう一つ助言がありました。「自分の現状をしっかりと認識して、判断力を持って、それぞれの活動に参加することで、自分の内面的なこともじっくり考え、人生の方向性を把握した方がいい。」という貴重な一言をいただきました。
 三つ目は、協会に入ってからそれぞれの活動に参加する機会があって、本当に勉強になりました。具体的には、中国大使館が主催のチャイナフェスティバル(9月7·8日)、中国大使館の中華人民共和国成立75周年記念レセプション(9月26日)、外務省主催のグローバルフェスタJAPAN2024(9月28·29日)、協会主催の第19回チャリティーゴルフコンペ(雲南省少数民族の子どもの教育支援)などの活動によって、多くの日本人ボランティア、在日中国人ボランティアの方々と知り合うことができました。彼らの社会問題への関心や、社会に貢献しようとするという気持ちに感心しました。さらに、多様な立場の方とのコミュニケーションを知ることができて、自分の研究にも将来の仕事にも深く関わる体験となり、それは今後の糧になりました。
 学生にとってNPOでのインターンシップは、NPOの世界への入り口として機能しているという話を聞いているのですが、実際に現実生活ではNPOと接触する機会はないので、実感を持っていなかったです。しかし、今回のインターンシップで、これまで漠然としか考えていなかったことについても強く意識するようになり、将来のキャリアを考える上で大変貴重な経験となったと思っています。

インターンシップの様子

協会はボランティアを募集しています

協会では、100名を超えるボランティアの皆様が日々縁の下の力持ちとして、活動しています。国際協力、教育支援に関心のある方、雲南省が大好きな方!
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