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中秋节快乐!

 中秋節は、中国4大伝統祝日の一つで一年の中で月が一番丸いと言われる日です。中国では家族みんなが集まり、月を見ながら、月餅や果物を食べ、家族の幸福や豊作を祝います

 その月餅と言えば、中国の伝統デザートとして長い歴史を持っていますが中国は広く、民族や慣習によって地域それぞれのお祝いの仕方と食文化が違います。今回は特別に雲南省独特の月餅を紹介いたします。

雲南月餅

雲南月餅は、このジャンルの中では「最も若い」部類の月餅で、主に雲南省とその周辺地域で生まれ、親しまれていて、他の地域の月餅とは異なり、形も中身の特徴も独特です。

その雲南月餅の代表は、「雲南ハム月餅」と「花月餅」です。

雲南ハム月餅」は約100年前に昆明で作られたのが始まりで、役所の料理人だった胡さんが、評判の腕を生かして自分の菓子店を立ち上げ、その時発案したのが 雲南ハム月餅」 です。中の餡に特産の雲南ハムを混ぜ、上等な小麦粉とラード、蜂蜜を混ぜて焼いた皮に包まれていて、パン粉が飛ばずに口の中でサクサクとした食感で、他の菓子よりも丈夫であることが特徴です。

また、雲南省は「植物の王国」「花の国」と呼ばれ、中国国内の花の70%以上がここで生産されていて、バラの生産が有名です。「花月餅」は、雲南特有の食用バラを使った月餅で、普段でも雲南の代表的なおやつとして親しまれています。

近年、雲南省の月餅は、伝統的な製造技術をベースに様々な新たなレシピの開発が進んでいます。老舗ブランドだけでなく、昆明周辺の有名な工場,さらにはレストランやホテルも参加して、シェフの想像力と才能を競い合い、月餅を通して人々に雲南の食の豊かさと美しさを伝えています。

 また月餅の形やパッケージにも工夫が凝らされており、近年では満月の象徴である大きな白餅やそば餅が大きくなり、パッケージも雲南風の独特なものが多くなってきています。

ミャオ族の中秋節の過ごし方

今回は春蕾生ミャオ族の1人の女の子
高玉聡さん(雲南省文山州から自分の民族の独特のお祝いの仕方を紹介いたします。

( 左側は高玉聡さん、右側は彼女の妹です、2人ミャオ族の衣装を着て写真を東京本部に送ってきました。)

 中秋節は、私たちミャオ族にとって祖先を祀る大事な伝統行事で、大規模な儀式から始まり、その後は、紙で包んだ月餅と永遠に繁栄するという意味を込めて9つの料理を食べます。

日本の皆様もこの中秋節をご家族と共に楽しみ、お過ごしください

但愿人长久,千里共婵娟

思うあの人が無事に長く生き、千里に離れていても、一緒にこの明月を眺めておることを、ただただ祈ります

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