2023年1月13日（金）に、ミューザ川崎シンフォニーホール（神奈川県）にて、東京多元交響楽団が演奏する、日中平和友好条約締結45周年記念「ニューイヤー・コンサート2023」が開かれました。協会スタッフらがクラシックオーケストラを鑑賞しました。

　東京多元交響楽団は日本ではじめての在日華僑華人による交響楽団で、音楽を通じて各国や多文化と交流することを目指しています。今回はイタリアの有名なピアニストで指揮者、作曲家のセルジョ・バイエッタ氏が指揮し、依田真宣さんが首席バイオリニスト、ピアノは石井美由紀さんでした。

　コンサート前半はベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第4番」、「カルメン」前奏曲、「威風堂々」などよく知られた曲が演奏され、後半はオペラ「椿姫」より乾杯の歌、「美しき青いドナウ」などの有名曲のほか、中国の「春節序曲」と「在希望的田野上（希望の野原にて）」が演奏されました。

中国の春節を代表する音楽が演奏された時には、会場のボルテージは最高潮になり、故郷の春節を懐かしみ涙する姿や、音楽を心から楽しむ姿が見られました。共に新春を迎えられることの喜びに溢れ、「音楽は国境を超える」を体感したコンサートでした。