雲南の特産物展示商談会開催

　9月22日、東京で「雲品出海・香約東京」展示・商談会が開催され、雲南省から23社が出展しました。食品、花卉、コーヒー、農産品など多彩な雲南産品が紹介され、来場者が雲南の文化と魅力を身近に感じられる一日となりました。

　雲南省商務庁の李朝偉庁長は、「高原で育まれた良質な産品が東京に集結したことは新たな出発点」と述べ、日本との産業交流への期待を表明。在日中国大使館の羅暁梅公使も、農業・グリーンエネルギー・観光など雲南の強みを紹介し、協力の深化を呼びかけました。

　日本国際貿易促進協会の安田真人理事長は品質向上を高く評価し、日本雲南総商会の黄星源名誉会長は、継続的な交流が貿易額の倍増など実質的な成果につながっていることを報告しました。

　 会場では、香り豊かな雲南コーヒー、京都の花店でも人気の斗南の切り花、香格里拉の松茸などが来場者の関心を集め、多くの方が雲南の味覚と文化に触れる時間となりました。

第8回関西地区日中企業経済交流会～「雲南名品」日本(大阪)経済貿易プロモーション

　翌23日には、大阪で「雲品出滇」経済交流推進会が開かれました。主催は中国国際貿易促進委員会雲南省分会と雲南省紅河州人民政府。日本側からも関係団体が共催として参加し、長年築いてきた日中交流の流れを受け継ぐ形で実施されました。

　当日は、雲南から約70社、日本から約90社が参加。コーヒー、茶、花卉、農産物など多彩な分野で、終始活気に満ちた商談が繰り広げられました。会場では調印式も行われ、今後の協力拡大に向けた大きな一歩がしっかりと刻まれました。

　今回の二日間を通じて、雲南の特色ある産品は、単なる商品を超えた“文化を届ける名刺”として、多くの日本の参加者に深く印象づけられたように感じます。ここから広がる交流と新しいつながりが、両地域の子どもたちの未来に温かな彩りを添えてくれることを期待しています。