白 茹映雪さんよりご感想

　ボランティアの白 茹映雪と申します。私は雲南省紅河州出身のタイ族であり、少数民族の教育に以前から関心を持ってきました。2021年より西双版納で数回フィールドワークを行い、「タイ族の家庭教育における文化伝承」をテーマに修士論文を執筆しました。現在は、東京大学大学院教育学研究科に所属し、少数民族成人の識字教育について研究を進めております。

　本協会を知ったきっかけは、「雲南省と日本にはどのようなつながりがあるのだろう」という好奇心から、Googleで検索したことです。協会のホームページを拝見したところ、活動内容に大変興味を持ち、2023年に会報の発送作業でボランティアとして参加しました。 　

　今回のような盛大なイベントにお手伝いしたのが初めてです。当日は、雲南省の教育事業や、日中友好交流に多大な貢献をされた方々に直接お会いすることができ、刺激を受けたのと同時に、視野が広がりました。特に、本協会が25年間にわたって積み重ねてこられた事業成果に感動しました。当日のビデオを通して、支援を受けた生徒たちの声を聞き、これらの温かい支援が彼らの人生に大きな意義をもたらしたことを実感しました。 　私は雲南省出身者として、またはタイ族の一員として、微力ではありながら今後も本協会の皆様とともに、故郷の教育事業や日中友好交流の推進に貢献していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。