Home > その他の協会活動とイベント > 「平和を愛し、友好を促す」記念シンポジウムin岩手 出席報告

日中友好と平和への思いを語る

 協会初鹿野理事長は7月8日、中華人民共和国駐日本国大使館と駐札幌総領事館の共催による「平和を愛し、友好を促す」記念シンポジウムに出席しました。会場となったのは、岩手県盛岡市。 本シンポジウムには、中華人民共和国駐日本国大使館 施 泳 公使、王 根華駐札幌総領事、岩手県・達増拓也知事、海江田万里・前衆議院副議長のほか、日中の専門家、学者、友好団体、青年代表など約130名が参加し、日中の未来と平和への在り方について意見を交わしました。

「若者がつなぐ日中の絆」──初鹿野理事長が講演

 座談会では、初鹿野理事長が「若者がつなぐ日中の絆 ─ 教育支援と平和への歩み」と題して講演を行いました。協会の25年にわたる歩みを紹介するとともに、平和に対する想いを次のように語りました。

「平和は、誰か一人の英雄によって築かれるものではありません。一人ひとりが自分の立場でできることを実行し、多くの人が平和への行動に参加することで、はじめて持続可能な平和が実現されるのです。」

岩手での再会と出会い──心温まる瞬間

 今回の訪問で、特に印象的だった出来事がありました。十数年前、協会の活動を知り、プーアル茶を共にした秋田の方が、岩手までわざわざ会いに来てくださったのです。長年にわたり私たちの活動を見守ってくださっていたことに、心から感動しました。 さらに、岩手県を訪れるのは今回が初めてでしたが、協会が支援を行ってきた中国・麗江出身の方との偶然の出会いもあり、地域を越えたつながりの深さを改めて実感しました。

日中の絆を次世代へつなぐために

 岩手県と雲南省は友好都市であり、今回のシンポジウムを通じて、その関係性の意義と可能性を強く感じました。こうした地域同士の交流こそが、日本と中国の友好、そして平和を未来へと手渡していく「橋渡し」になると信じています。

草の根の力で平和の土壌を耕す

 協会は、四半世紀にわたり、教育支援や学生交流など、草の根レベルでの国際協力を通じて、日中間の信頼と友情を育んできました。 これからも、若者たちの交流と共感を力に、未来への希望と平和を育む活動に邁進してまいります。皆様の変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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