「雲南滇中新区2025年日本投資促進説明会」開催報告

会場に広がった熱気と期待

　2025年11月6日、東京都内で「雲南滇中新区2025年日本投資促進説明会」が開催されました。会場には日中の政財界・文化・メディアなど多様な分野から約100名が集まり、終始熱気と前向きな雰囲気に包まれました。私たち日本雲南聯誼協会も共催団体として参加し、会場の活気を共有しました。

日中協力の未来を語る

　開会挨拶では、雲南滇中新区管理委員会の段宏波副主任が「日本との実務的な協力をさらに深めたい」と語り、参加者からも強い関心が寄せられました。続いて中国国際貿易促進委員会の史銘首席代表は、変化の中でも続く日中経済協力の可能性を力強く示しました。
　　協会の初鹿野理事長は、これまで積み重ねてきた双方向交流の歩みを紹介し、「日本と雲南をつなぐ架け橋として、これからも皆さまの挑戦を支えていきたい」とメッセージを伝えました。（当日の様子：映像）

具体的な協力へ向けて

　滇中新区投資促進局による投資環境紹介では、潘辰副局長より、滇中新区の地理的優位性、インフラ、支援政策、産業集積などの紹介がありました。
　また、滇中新区と日本企業（ASTIC環境工程株式会社・株式会社WBH）による協力協定の締結が行われ、会場は新たなパートナーシップ誕生への期待感に満ちました。
　さらに、雲南誠志偉清生物科技、昆明先導新材料科技、雲南三江本草薬業、東源薬業科技（昆明）など新区関連企業が登壇し、自社の技術力や研究体制が紹介しました。展示スペースでも多くの参加者がブースを訪れ、具体的なビジネス連携の可能性について熱心に意見交換を行っていました。

日本雲南聯誼協会から

　雲南滇中新区は、西南地域および南アジア・東南アジアへと広がる国際的なビジネス拠点として成長を続けています。今回の説明会を通じ、参加者の皆さまの中に「ここから新しい挑戦が始まる」という手応えが確かに感じられました。
　協会は、教育支援に加え地域間の交流活動にも取り組んでいます。今回の説明会を通じて生まれたつながりや協力の芽は、単なる経済連携にとどまらず、未来を担う世代や地域社会に希望をもたらす力となります。これからも、日中双方が手を取り合い、互いの成長と子どもたちの笑顔につながる協力の輪を広げてまいります。