雲南省昭通市彝良県と貴州省畢節市の境界付近の山間部 M5.9の地震が発生しました。少なくとも死者80人以上、負傷者は800人を超え、被災者は約74万人に上がっています(9月11日現在)。
現地は農業を中心に暮らす少数民族が多数居住する山間地。それぞれの村と街を繋ぐ道路はいたるところで寸断され、生存や被害の確認も出来ない村が多く、未だ予断が許さない状況です。
・被災学校数636校
・被災児童数371,484名
・全壊学校棟数90棟
・重損傷学校棟数578棟
(9月9日現在)
また現地の住宅や学校が倒壊のニュースも数多く飛び込んできているこの状況の中、9月11日には今年最大の豪雨が降り、避難所が鉄砲水に流されるなど更に避難する事が起きています。
おかげさまで支援2校それぞれに直接被害はまったく有りませんでした。 教師、生徒それぞれ無事が確認されています!
現地昭通市には協会が過去に支援した第15校目「日中友好木杆林区僑心小学校」及び現在建設中の「日中友好翠花鎮中心小学校」があります。この2校は共に「危険家屋」指定を受けるほど、危険な状態な校舎の中で、子供達たちの授業が行なわれていました。特に第15校目「日中友好木杆林区僑心小学校」では、支援前2006年に大地震に見舞われ、校舎が半壊したことから学校の存続が危ぶまれるほどでした。
震災後再開された授業は仮設テントで行なわれ、校舎の再建は何時になるのか全くめどがたっていませんでした。
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倒壊した校舎にかわって用意されたのは 簡易テント |
テントの中で一生懸命勉強を 続ける子どもたち |
しかし協会では地震被災後、迅速に支援決定を行ない異例の早さで学校を建設いたしました。これはこの地域が地震頻発地域であることから鉄筋コンクリートの校舎が必要ですが、学校関連予算は後回しにされ何時再建されるか目処がたって無いことから、協会による緊急支援が決定しました。通常は調査、審査、設計、建設など完成まで2年かかりますが、被災翌年、約10ヶ月で学校は完成しました。これは過去何校も支援してきた経験と実績、そして現地政府との信頼関係があったこそ出来た支援事業でした。
第15校目「日中友好木杆林区僑心小学校」
昭通市で再び起きた大地震。被災した子供たちへ、
このような安全な建物や施設、様々な備品など協会
が中心となって特別支援活動を行なっていきます。
この先、少数民族の子供たちへ多くの支援が必要
となります。みなさまのご賛同とご協力をおねがいします。
募金の振込先
普通 1300380
特定非営利活動法人日本雲南聯誼協会
(トクテイヒエイリカツドウホウジンニッポンウンナンレンギキョウカイ)宛
郵便振替口座番号 00100-8-610935