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2010年4月17日(土)、当協会雲南支部の林娜が、支援候補校である昭通市大関県寿山郷甘海村小学校を視察致しました。
昭通市大関県寿山郷―甘海村小学校
寿山郷は昭通市大関県中部に位置し、県中心部から車で30分ほどの道のりです。甘海村はその寿山郷から8キロの距離にありますが、急カーブの多い砂利道を進むため車で約40分かかります。甘海村は総人口5745人、1091世帯で、イ・ミャオ・独龍・プイ・漢族などの民族が居住しています。村の主な産業は農業のみで、トウモロコシやジャガイモを栽培しています。
甘海村小学校の状況
民族
イ族
、
ミャオ族
、
独龍族
、
プイ族
、漢族
所在地
昭通市大関県寿山郷甘海村
児童数
及び学級数
345人
7クラス
教職員数
9人
甘海村小学校は村の中心的な小学校ですが、全村958人の学齢児童を収容するには校舎が不足しており、現在150名の高学年児童が村から20キロも離れた寿山郷完全小学校へ通っています。これは寿山郷完全小学校にとっても大きな負担であり、また児童の通学上での安全面にも問題があります。
甘海小学校は1967年に設立され、学校面積は2331u、うち校舎建設面積は542uとなっています。現在使用している石と木でできた校舎は1980年建設された334uのものですが、教育局により危険建設物に指定されています。
危険建設物に指定されている教室棟
石造りの壁は崩れかかっています
雨の日は絶えず雨漏りが
あちこちが傷んで今にも崩れ落ちそうな校舎は、教室で勉強する生徒や教師の安全を脅かしており、早急な改築が求められています。新しい校舎は、隣接する面積13697uの土地に建設することが予定されており、12クラス児童532人、うち寄宿生150人、教職員25人を収容できる校舎2270u、宿舎1597u、事務棟313u、運動場6438uの建設が計画されています。
昭通はとても貧しい県で、村の子供達は外から来る人間を余り見たことがないのか、視察者を遠巻きに眺めるだけでした。恐らく村の外に出ること自体が稀で、外の世界をまったく知らないであろう子供たちが、それでも一所懸命に勉強する姿を目にし、強く心を打たれました。
【視察参加者(敬称略・順不同)】
雲南省統一戦線部・王志栄処長、丁美蘭、雲南支部・林娜
【現地協力者】
昭通市統一戦線部・王凱悦視察員、大関県統一戦線部・王副部長、甘海村書紀、甘海村小学校校長
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更新日: 2011年2月17日 15:13