中興完小学校の様子
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授業中の風景
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教室内の様子
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昼食をとるため家に帰る子供たち
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麗江市玉龍県――汝南小学校 |
二つ目の小学校は、麗江中心市街から南西に2時間ほど車を走らせた太安郷というところにありました。
汝南完小学校は、ナシ族の児童とプミ族の児童が勉強しています。プミ族は山の奥深いところに住む習慣があるので、全てのプミ族の児童が学校で学ぶためには寄宿舎が必要です。しかし、現在児童の寄宿舎だけでなく、教師の宿舎も足りません。その教師用宿舎も壁がひどく破損し、いつ倒れてもおかしくありません。
また、校舎は一棟(4室)しかなく、児童数が増えた場合とても足りません。部屋が少ないので、授業用具の置き場にも困っています。そこで、現在使っている校舎の1階部分を宿舎にして、新しい校舎を建て増しする計画があります。
汝南小学校は山岳地域に属し、収入源はトウモロコシの栽培に頼っています。また、交通が不便な為農産物地副産物の価格が低く、貧困地域となっています。
<< 汝南小学校の状況 >> |
民族 |
ナシ族、プミ族 |
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所在地 |
麗江市玉龍県 |
学校設立 |
1944年 |
児童数
および学級数
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151人 1~6年生 |
教職員数 |
10人
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汝南小学校 |
壊れている屋根裏 |
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児童達の寄宿舎
狭い部屋にたくさんの2段ベッド |
教室の後ろには
所狭しと
ものが積み上げられています |
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低学年の生徒の教室棟
かなり老朽化していて危険です |
現在建設中の新しい校舎 |
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校舎が改築中なため
近くの民家を教室として使っています |
早く皆で一緒に勉強したいね! |
麗江というと、世界遺産の四方街や、玉龍雪山を擁する地域で、ここ数年は観光地として急激に栄えています。政府では中心地の教育施設にお金をかける一方、すぐ隣の玉龍県は、この恩恵を受けることなく、影に隠れてしまっている状態です。
協会からの支援金と、麗江市からの資金提供を得ることで、地元の政府が田舎の小学校の整備にも目を向けるきっかけになることを願っています。そして、「麗江ナシ族友好協会」の「ナシ族の子供たちに教育を」という思いを伝えたいと思います。
【現地パートナー】
雲南側協力団体
雲南省僑務弁公室、麗江市僑務弁公室、玉龍県教育局
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