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中国雲南省 25の小さな夢基金
    卒業生の今をご報告―「夢を語る」同窓会


 第3期生20名が無事巣立った2011年7月2日、雲南省昆明市のでん池ホテル内で、初めての試みとなる25の小さな夢基金「夢を語る」同窓会が開催されました。同窓会は、日本の皆さんのご支援により無事高校を卒業した少数民族の女の子たちの「今」を、ご支援頂いた皆様にご報告するとともに、先輩やサポーターさんとの交流を通して、現在春蕾クラスで勉強する女の子たちに大きな夢を抱いて欲しいとの思いから、昨年より構想されてきました。今回、会員の三木秀隆さんのご協力を得て、無事実現にこぎつけることができました。
 
 同窓会は、協会にとって、夢基金による支援のあり方やプロジェクトの方向性を決めてゆく上での貴重なモニタリングの機会であり、日本のサポーターさんにとっては、自らの支援の「成果」を直にお確かめ頂けるだけではなく、これまでは卒業式のみだった支援生徒との対面のチャンスが、一気に倍増することになります。また、卒業生にとっても、かつてのクラスメイトたちと旧交を温める滅多にない機会であるに違いありません。

 記念すべき第1回目「夢を語る」同窓会は、朝9時から夕方5時過ぎまで終日行われ、日本から駆けつけたサポーター、夢基金の第1期生・2期生、学生ボランティア通訳、協会事務局員を含めた総勢90名が参加し、交流を深めました。
 

25の小さな夢基金「夢を語る」同窓会

【日時】2011年7月2日(土)09:00〜17:00 於でん池ホテル
【参加者(敬称略)】佐々木英介、久継智弘、奥脇弘久、平田栄一、平田紀子、松岡慶子、近藤釼一、佐藤芳明、富樫政則、富樫とも子、高橋竹夫、高橋みさこ、三木秀隆、濱津義男、佐伯義博、大泉國雄、長谷川尚司、初鹿野惠蘭、林娜・王海琳(雲南支部事務局)、高橋瑞季(東京本部事務局)
【司会】初鹿野惠蘭、平田栄一
【通訳】雲南大学日本語学科講師 高明


1. 開会の挨拶

 認定NPO法人日本・雲南聯誼協会 理事長 初鹿野惠蘭

2. 同窓会に寄せて 会員代表ご挨拶
 メディネットインターナショナル株式会社 取締役社長 三木秀隆 様
 社会福祉法人さくら福祉会 理事長 佐藤芳明 様

夢基金の既卒生・現役生が一同に会し、夢の過程を報告する同窓会。今回が初めての試みです。
会場には日本からかけつけたサポーターを始め、夢基金既卒生・現役生、大学生の通訳ボランティア等約90名が集結!
佐藤理事長は、昆明にたくさんの孫ができたようで嬉しいとご挨拶してくださいました
今回の同窓会開催にご尽力くださった三木さんは「いつかこの中からノーベル賞受賞者が出るかもしれない」。


3. 日本側参加者ご紹介・ご挨拶

佐々木英介、久継智弘、奥脇弘久、平田栄一、平田紀子、松岡慶子、近藤釼一、佐藤芳明、富樫政則、富樫とも子、高橋竹夫、高橋みさこ、三木秀隆、濱津義男、佐伯義博、大泉國雄、長谷川尚司(順不同・敬称略)

夢基金を応援してくださっている全ての皆さんを代表し、17名のサポーターさん1人1人からご挨拶を頂きました
雲南大学で日本語講師を務める高明先生が、見事な通訳を披露
皆さんやはり緊張気味!?右から佐伯さん、濱津さん、久継さん、近藤さん、奥脇さん
マイクを持つのは松岡さん。企業で夢基金を応援してくださっているナイチンゲール(株)を代表し、 決死の覚悟で雲南までやって来られました


4.休憩時間

5.夢基金既卒生・現役生参加者、日本語通訳学生ボランティアの紹介

休憩時間中、近藤さんは、応援する生徒さんたちにそれぞれの名前が入った湯のみをプレゼント
2008年夏、たまがわロータリークラブの招聘で来日した3人の生徒さん。当時ご尽力頂いた三木さんと久々の再会です
久継さんは前日の卒業式に続き、応援する現役生徒2人、そして昨年卒業したかつての支援生徒さんと初めての対面を果たしました
参加した既卒生と現役生が、学年別に紹介されました。「日本のお父さん、お母さん、はじめまして!」
総勢何と21名のボランティア通訳も紹介。全員が日本語を学ぶ大学生。
ついでに縁の下の力持ち、事務局員もご紹介!雲南支部・王海琳(左)と東京本部・高橋瑞季です。進行はお馴染み、平田栄一特命支部長


6. 協会10周年記念映像放映

7.昼食懇談会

8.集合写真撮影

9. 学生挨拶  通訳学生ボランティア代表5名、夢基金卒業生代表6名

昼食はバイキング。山村出身で、学生生活もほとんどを校内で過ごしてしる女の子たちにとっては、生まれて初めての経験!
会員の長谷川尚司さん。昨年の卒業式に続いて、2年連続でのご参加です
佐伯さんは、応援する生徒さん2人とご一緒。右:李さんは夢基金第1期生、左:羅さんは新2年生です
彼女たちにとってはバイキングはもとより、ホテルでの食事も初めてのこと。ここぞとばかりにモリモリ頂いてます!
食事のあとは全員揃っての記念撮影。90人をまとめるのは一苦労!(苦労の成果は後ほどご紹介しますね♪)

午後の部はボランティアと夢基金生の挨拶から。25名の学生ボランティア通訳を代表して姜淑清さんが挨拶
夢基金生を代表して挨拶したのは、一昨年夏に来日した既卒生3人と、昨年の協会10周年式典で来日した現役生3人。写真でマイクを持つ劉慧娟さんは、将来の夢について「人に何か天職があるとするならば、私にとってそれは聯誼協会で働くことだと思う。いつか協会で働いて、日中友好の役に立ちたい」と熱く語りました


10. グループワーク
討論:現地学生ボランティアグループの発足と「自分たちに出来ること」
発表:代表3チーム

グループに分かれて討論。協会の活動や雲南現地でのボランティア活動について意見を交わします
最後にはグル―プごとに成果を発表しなければならないとあって、みんな真剣そのもの
大泉さんと李雪蓮さん。去年の卒業式以来1年ぶりの再会を果たしました
山形からお越しの会員・富樫さんも、女の子たちと様々な意見交換
協会会報誌を片手に必死に考えます。「わたしたちに一体何ができるだろう?」
それぞれの成果発表。議論が白熱しすぎて、3組しか発表する時間がありませんでした。残念!


11. さくら福祉会ご一行様送別

ここで、この後にベトナムに行かれるさくら福祉会の皆さんが時間切れ。名残を惜しみながらお見送りです
「また来年、わたしたちが更に成長した姿を見に来てくださいね!」


12. 東日本大震災支援交流プロジェクト報告(スライド上映)

最後に、東日本大震災支援交流プロジェクトで女川町を訪問し、メッセージや募金を届けたことが報告されました。震災発生直後、夢基金の女の子たちからも被災地の皆さんへたくさんのメッセージをもらっています。

13.閉会



 こうして、お昼をはさんで8時間にも及ぶ同窓会は、あっというまに終了しました。長い様で短い時間でしたが、女の子にとってもサポーターさんにとっても、何事にも代えがたい貴重な時間になったことと思います。また、今回協力してくれた20名を超える学生ボランティアの存在は、協会にとってとても大きな収穫となりました。春蕾の女の子たちや学生ボランティアは、次の世代を担っていく若者たちです。彼らがきっと、未来の新しい日中関係を築いてくれるに違いありません。そう期待せずにはいられない1日でした。

 今回ご参加頂けなかったサポーターの皆さん、また、卒業式に参列できず対面を諦めていらしたサポーターさん、同窓会は来年以降も毎年開催する予定です。次回は是非、逞しく成長した「雲南の娘」に会いにいらしてくださいね!また、ご参加頂いた皆さまには、改めまして心よりお礼申し上げます。来年もどうぞ宜しくお願い致します!

たった1日だけれども、奇跡のような邂逅を終え、それぞれの生活へ戻っていきます
思わずバスから駆け出して、日本のお母さんと最後の抱擁


また来年お会いしましょう!!


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更新日: 2011年7月20日 17:05
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